【ニューヨーク=中山修志】米ボーイングは23日、米ワシントン州の組み立て工場の操業を2週間休止すると発表した。同州で新型コロナウイルスの感染拡大に伴う非常事態が宣言されたことを受け、工場を一時閉鎖して従業員の感染リスクを抑える。休止期間に生産設備の清掃と消毒を徹底する。
25日から4月7日まで州内の工場の操業を止める。休止中は有給休暇として従業員に給与を支払う。中型機「787」を製造するサウスカロライナ州の組み立て工場は現時点で生産を続けている。
ボーイングは9日に大型機「777」を製造する同州エバレット工場の従業員がコロナウイルスに感染したことを明らかにしたが、施設の消毒や濃厚接触者の隔離を行い生産を続けていた。
2度の墜落事故を起こして運航が止まった小型機「737MAX」については、1月から同州レントン工場での生産を休止した。ボーイングは米連邦航空局（FAA）から運航再開が認められるのを待って同機の生産を再開する計画だ。コロナウイルスの影響で工場の休止が長引くようなら、737MAXの生産準備にも影響が出る可能性がある。
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March 24, 2020 at 02:02AM
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ボーイング、米国の工場休止 新型コロナ対策で2週間 - 日本経済新聞
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