システム開発のキッセイコムテック（長野県松本市）は、工場の設備稼働状況をインターネット経由で確認できるサービスを19日から始める。稼働状態の把握用に機械に付いている信号灯の光を読み取るセンサーとクラウドサービスを活用する。長野県内の中小製造業を中心に初年度で10社程度の採用を見込む。
設備の稼働状況を遠隔地から一目で確認できる（新サービスの画面の例）
一般的に工場の製造機械には稼働状況が従業員に一目でわかるように信号灯が付いているケースが多い。提供を始める「AxisIoT」は、信号灯の点灯状態を読み取るセンサーや、温湿度を収集するセンサーを工場内に設置し、センサーで集めた情報をクラウド上に蓄積する。
導入企業は稼働状況などをパソコンやスマートフォンなどで確認する。機械の稼働停止などの異常をリアルタイムで把握できるほか、稼働状況を時系列などで分析して効率的な生産につなげることも可能だという。
大がかりな工事などは不要。信号灯センサーは税別で1台1万5千円と6万円の2種類を用意した。サービスの利用料はセンサー10台の場合で月に3万5千円となる。
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June 18, 2020 at 01:28PM
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