明治は2020年7月2日、北海道において牛乳を生産する市乳(飲用目的の牛乳)新工場の建設を決定したと発表した。現在稼働している札幌工場と旭川工場の生産分を新工場に集約する。
明治では、北海道において札幌工場と旭川工場で市乳生産を行っていたが、両工場の建物や設備が老朽化していることから、北海道における市乳生産体制を再編。新工場を新工場を北海道恵庭市に約120億円かけて建設し、札幌工場と旭川工場の生産を中止することを決めた。札幌工場は2020年12月に、旭川工場は2023年3月に生産を中止する予定とする。
新工場は2021年3月に着工し2022年6月から順次生産を開始する計画だ。新工場の延べ床面積は1万7000m2で、市乳の生産能力は年間7万キロリットル。投資額は約120億円としている。
再生可能エネルギー活用のために太陽光パネルの設置とコージェネレーションシステムの導入により、CO2排出量を既存工場比で50%低減する計画だ。また、水の使用量についても、洗浄水をより細分化して管理し、水の再利用および節水を徹底することで、水使用量原単位を既存工場比40%削減する。
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