「WBC準決勝、日本代表-メキシコ代表」(20日、マイアミ)
佐々木朗希投手が初回に圧巻投球を披露した。四回には痛恨の先制3ラン被弾。それでも、多くのメジャー関係者も見守るなかで、「Sasaki」の“全米デビュー”に、早くも現地に衝撃が走った。
初球に161キロを投じると、アロザレーナを163キロのストレートで空振り三振に仕留めた。続くバーデューゴも163キロで押し込んで左飛に。3番のメネセスは鋭い変化球で空振り三振に斬った。
佐々木の登場後に即、米国ツイッターで「Sasaki」がトレンド1位に。ピッチングニンジャの愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏はツイッターで163キロ直球、カットボールでの空振り三振の動画を連続投稿。「ロウキ・ササキのうんざりするような変化球。グッドラック。そう、彼はまだ21歳だ」と驚きを交えて表現した。
全米野球記者協会のフランシス・ロメロ記者が「世界にいる本物の一人、21歳のロウキ・ササキが2回29球のうち15球が100マイル超え」と、投球内容を詳細に伝えた。
二回は打球が直撃する不運もあったが、1死一、二塁のピンチを併殺で切り抜けた佐々木朗。四回には抜けたフォークをウリアスに捉えられ、痛恨3ランを浴びたが、敵地のマウンドで「Sasaki」の名前を強烈アピールした。
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