日本代表MF久保建英が所属するソシエダは20日、ラ・リーガ第35節でバルセロナのホームに乗り込み、2-1で勝利を収めた。ベンチスタートの久保は後半13分に途中出場。2ゴール目の起点になるなど、存在感を示した。
バルセロナは14日に敵地で開催された前節エスパニョール戦(○4-2)で4試合を残し、2018-19シーズン以来4年ぶり27回目の優勝を決定。選手入場時にはソシエダ側がパシージョ(花道)で出迎えた。
ソシエダは前節終了時点で5位ビジャレアルと勝ち点5差の4位。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内の死守に向け、前半5分に幸先よく先制した。
FWアレクサンデル・セルロートが敵陣左寄りの位置でボールを奪うと、そのままドリブルで前進し、右からフリーで攻め上がったMFミケル・メリノにラストパス。メリノは左足で確実に決め、1-0とした。
ソシエダはリードして迎えた後半13分、2枚替えで久保をピッチへ送り出す。古巣対戦の久保は投入後すぐに攻撃で好プレーを見せると、同26分に仕事を果たした。
自陣でMFフレンキー・デ・ヨングにプレッシャーをかけ、最終的にボールを奪取したMFマルティン・スビメンディからパスを受ける。複数の相手を引き付けながらドリブルで持ち運び、左から追い越したスビメンディへ。スビメンディが中央へ送ると、フリーで受けたセルロートが左足でネットを揺らした。
ビハインドのバルセロナは後半45分、右サイドのFWフェラン・トーレスからのクロスをFWロベルト・レバンドフスキが頭で押し込み、1点を返す。レバンドフスキは得点ランキング首位を独走する今季22ゴール目となった。
しかし、その後のバルセロナの攻勢は実らず、ソシエダが2-1のまま逃げ切りに成功。カンプ・ノウでは1991年以来32年ぶりの勝利となった。2試合ぶりの白星で6戦無敗(4勝2分)とし、欧州CL出場権獲得に大きく前進している。
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