
和歌山大会でチーム打率2割7分3厘と打線が振るわなかった市立和歌山高校。甲子園の初戦では一転して、ヒット12本を重ねて5点を奪い見事に修正してみせました。
持ち味の「つなぐ野球」復活の鍵を握っていたのが“低い打球”でした。
和歌山大会ではフライが多かった打線は、甲子園開幕までの間に、チーム全体で“低い打球”をセンター方向に打つ、という意識を徹底して練習に取り組みました。
この試合で3本のヒットを打った6番の大路隼平選手は試合のあと「センター方向に強くて低い打球を打つことをチームみんなで意識していた」と明かしました。
そのねらいを「ライナーを打てば間を抜けて長打になったりするんで、外野の頭を超えるのではなく間を抜くバッティングをしました」と説明しました。
チームで共有したこの“低い打球”の意識が実を結んだのが、4点を奪った3回の攻撃でした。
この回、先頭の左打者、栗谷星翔投手が反対方向のレフトにヒットを打って出塁し、続く麹家桜介選手はセンターに連打で続きました。
そして、2人のランナーを送りバントで進めて大路選手が2点タイムリーヒット。いずれも“低い打球”のシングルヒットでした。
東京学館新潟の須貝悠太投手は「投げる球をすべて低い打球でかえされて苦しかった」と、市立和歌山打線のバッティングに脱帽していました。
各バッターが大振りせず、センターから反対方向に打ち返すことで、打線は本来のつながりを取り戻し半田真一監督は「しっかりコンパクトに自分たちのバッティングをしてくれた」と評価しました。
市立和歌山は“低い打球”を意識したバッティングで、甲子園2勝目を目指します。
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