産業技術総合研究所は18日、工場の排出ガスから取り出した水素を発電燃料として活用する「水素混焼発電システム」の実証に成功したと発表した。工場の操業過程で発生する副生水素を燃料に、電気や熱をつくり出す技術が確立されたことになり、同研究所は今後、副生水素を燃料に地産地消する事業モデルとして、商用化を目指す。
実証では、水素と軽油を混ぜた燃料で、300~500キロワットを発電するシステムを千時間以上稼働させることに成功した。実証の過程では、水素の割合を80%以上とすることで、化石燃料である軽油の使用量を80%以上削減できることも確認されており、商用化が進めば、工場などから排出される二酸化炭素(CO2)の削減効果が期待されるという。
さらに、軽油の代わりに、県内の学校給食などで使用済みの食用油を原料とするバイオマス燃料を用いてこのシステムを稼働させることにも成功した。技術実証が進めば、県産のバイオ燃料を使って地産地消する「脱炭素型」の発電システムとして期待できるという。
実証は、産総研福島再生可能エネルギー研究所と日立製作所、デンヨー興産が実施。保土谷化学工業郡山工場(郡山市)に発電機を設置し、工場で生産された水素を使って混焼試験を行った。県内のものづくり企業などではCO2を減らす機運が高まっており、同研究所は、副生水素を使った発電機の需要が一定程度あるとみている。
"工場" - Google ニュース
March 19, 2020 at 06:38AM
https://ift.tt/2IZSdzf
工場排ガス水素で発電システム 産総研が実証成功、商用化目指す - 福島民友
"工場" - Google ニュース
https://ift.tt/2QqOfnV
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "工場排ガス水素で発電システム 産総研が実証成功、商用化目指す - 福島民友"
Post a Comment