純国産アーチェリーを手にする西川喜久社長=江戸川区で |
メード・イン・ジャパン再び−。江戸川区の四つの町工場が力を結集し、純国産アーチェリーを開発した。米・ラスベガスで先月開催されたアーチェリーの世界室内選手権大会の展示会で世界初公開し、海外選手からも好感触を得たという。東京五輪・パラリンピックは開幕が迫っていて使われるかは微妙だが、今後、中小企業の技術力を江戸川からアピールしていく。
制作したのは、西川精機製作所、秋東精工、田島製作所、折井電装。この四社と広報活動を担う区内のウェルフィールド社が「プロジェクト桜」を立ち上げ、国内企業が十数年前に相次いで撤退し、日本選手が海外製に頼らざるを得ないアーチェリー弓具の製造を目指した。
リーダーで金属加工業を営む西川精機社長の西川喜久(よしひさ)さん(54)は十年前にアーチェリーを趣味で始めた。西川さんは、日本人選手が世界で活躍するには、国内企業によるきめ細かいサポートが必要と力説。また、海外製の弓具は日本の中、高校生には大きくて重く、競技の裾野が広がらない一因と考えた。
最初に完成した弓具「SH−02(ゼロツー)」は、トップアスリート向けだ。持ち手部分のハンドルと、たわんでバネの働きをするリムの接続部分に、はめ込み式の特許技術を採用。上下左右のブレ振動を最大限抑えることに成功した。
渡米して完成品をPRしてきた西川さんは、「百人以上の海外選手に話を聞き、技術に賛辞をもらった。アンケートで多くのデータも得ることができた」と、手応えを感じた。「アスリートは、用具との一体感を大事にし、慣れた弓具を使う傾向がある。残念だが…」と、東京五輪、パラリンピックには間に合わないかもしれないとするが、「一つ一つの声に耳を傾けるのが町工場。アスリートに寄り添い、長期的視野で改良を重ねて、将来の大会で継続して使ってもらえれば」と期待している。 (井上幸一)
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March 09, 2020 at 05:14AM
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江戸川の技術を世界へ 四つの町工場 アーチェリー開発:東京(TOKYO Web) - 東京新聞
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