EV(電気自動車)メーカーのテスラの株価が急騰し、トヨタの時価総額を抜いたことが話題となっています。ただのバブルだと批判する声もありますが、自動車業界の秩序が激変する前触れであるというポジティブな意見もあります。なぜテスラの株価は急上昇しているのでしょうか。
コロナ危機がEV化や自動運転化を進める?
現在、テスラの株価は1500ドルを突破しており、株式の時価総額は約30兆円となっています。今年の6月時点における同社の株価は1000ドル前後、3月には500ドルを割っていましたから、ここ2~3カ月で急激に価格が上昇しています。一方、トヨタの株価は約6800円となっており、時価総額は約22兆円ですから、トヨタとテスラの時価総額は完全に逆転しています。 このところテスラの株価が急上昇しているのは、コロナ危機によってEV化や自動運転化が一気に進むとの見方が強まっているからです。コロナ危機によって多くの人が移動の自由を奪われていますが、感染症と経済活動を両立させるためには、感染リスクを抑えながら移動できる仕組みが必要となります。自動運転車はこの問題を解決する有力な手段とみなされており、コロナ危機をきっかけに一気に普及が進むとの見方が出てきています。 またコロナ危機をきっかけに、全世界的な大量消費、長距離移動という習慣が見直されるとの予測も出てきており、原油価格にはこれまでにない下落圧力が加わっている状況です。
100年に1度の変革期
自動車業界は100年に1度の変革期を迎えており、遅かれ早かれ、ITサービス化、EV化、自動運転化が進むと予想されていました。しかしコロナによって10年かかると思われていた変化が数年で実現してしまう可能性が高まっているのです。EVメーカーの筆頭格であり、ITに関するノウハウも豊富に持つテスラが市場で注目を集めているのも、自然な流れといえます。 もっとも、テスラの売上高はわずか2.6兆円、生産台数も37万台しかなく、約30兆円の売上高を誇り年間880万台もの自動車を生産しているトヨタの足元にも及びません。こうした状況からテスラの株価はバブルであるとの批判もありますが、株価というのは常に業界の先行指標となってきたのも歴史的事実です。イノベーションによって業界の主役が交代する時には、実際にシェアが逆転するよりもずっと前に株式の時価総額が入れ替わっているケースも多いですから、テスラの株価高騰は決して侮れません。何よりトヨタ自身が急成長していた1960年代に驚異的な株価上昇を実現しており、当時の株式市場では今でいうところのバブルであると批判されていた事実を忘れてはならないでしょう。 (The Capital Tribune Japan)
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July 22, 2020 at 11:31AM
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