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仮想工場モデル使いDX推進を支援、課題設定・投資判断しやすく - 日経 xTECH Active

 マクニカ(横浜市)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する製造業に向けて、コンピューター上に工場モデルを構築するサービス「デジタル工場導入支援サービス」の提供を開始した。作成した工場モデルをベースにシミュレーションを実施して現状や課題を明らかにし、DX関連部署と製造現場、経営層が共有することで、全体把握と課題設定、投資判断がしやすくなる(図)。

図:「デジタル工場導入支援サービス」の概要

(出所:マクニカ)

[画像のクリックで拡大表示]

 ユーザーは、工場のレイアウトや工程、ワークフロー(どの品目が幾つ流れるか)、各設備の処理時間、段取り時間・タイミング、手作業データといった情報を用意し、マクニカが用意したフォーマットに入力する。それらを基にマクニカは、ドイツ・シーメンス(Siemens)の生産プロセスシミュレーションソフト「Plant Simulation」を活用して工場モデルを構築する。7~8割の精度で、実際の工場を再現できるという。

 この工場モデルを基にしたシミュレーションから、ユーザーは現在の工場の状態や大まかな傾向を把握する。具体的には、各設備の稼働率、手待ち時間や流動数曲線、中間在庫、設備のログ、ワークのログなどの項目が可視化でき、取り組むべき課題や解決の優先順位付けと、そのために必要なデータが明確になる。

 工場モデルは、最短2週間で構築可能。事前に無料のカウンセリングを行う。2020年12月28日までは、100万円以下で工場モデルの構築・提供を受けられる。

 工場モデルは、ユーザーが継続的に運用するにつれて精度が高まり、より正確に工場の状態を捉えられるようになる。優先順位の高い課題からデータ取得の環境を整えていくことで、デジタルツインの活用を目指せるという。マクニカは、工場モデルの運用のための伴走サービスも提供している。

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October 27, 2020 at 03:10AM
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