JFL鈴鹿ポイントゲッターズのFWカズこと三浦知良(55)が2日、自身の去就について「1月中には決めないといけない」と語った。この日は地元静岡の出身クラブ・城内FCの初蹴りに参加。新年恒例となっている行事で1年のスタートを切った。

今年でプロ38年目となるキングには、ポルトガル2部オリベイレンセとJ3のYS横浜から獲得オファーが届いている。鈴鹿も契約の延長を打診。カズは「どこも条件は出してくれているので、あとは自分自身が決めるだけ」。所属先となるクラブの明言はしなかったものの、「やることは変わらない。いい準備をすることが全て」と抱負を口にした。

初蹴りでは現役中学生との試合にOBチームのFWとして出場。背番号「11」のビブスを着たカズはキレのあるフェイントで会場を沸かせ、豪快な左足ボレーでのゴールも奪った。この日は約60分間の出場で3得点1アシスト。記念撮影にも気さくに応じ「エンジョイできた」と充実した表情を見せた。

8日からは保有元のJ1横浜FCの宮崎キャンプに参加するという。新シーズンに向け「肉体的にも、精神的にもしっかりといい準備をして挑みたい」と力を込めた。【神谷亮磨】