野村総合研究所（NRI）傘下のNRIセキュアテクノロジーズ（東京・千代田）は25日、「工場向けセキュリティ教育・インシデント対応訓練プログラム」の販売を開始すると発表した。工場の従業員を対象に、サイバー攻撃への対処策を教育する。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の普及により、工場の制御システムに対するサイバー攻撃が増えている。工場のセキュリティー対策ニーズの高まりを受け、販売を開始した。工場向けに特化した訓練プログラムは国内では珍しいという。
対象工場の特性を踏まえて、狙われやすいサイバー攻撃手法を想定し、訓練シナリオを作成する。シナリオには生産ラインを停止する際の判断基準や本社との連携、在庫調整の仕方など、その工場特有の事情を加味する。事前に作成したシナリオを基に、サイバー攻撃を受けたときの対処法を学ぶ。机上訓練のほか、模擬環境を使った実機訓練も可能だ。
加えて、リモートワーク型の受講スタイルを選べる。リモートワーク型の場合は、複数の拠点や在宅勤務でも訓練を受けられる。
訓練期間はシナリオ作成などの準備を含め約3カ月。料金は訓練1回当たり200万円から。（矢口竜太郎）
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June 25, 2020 at 09:54AM
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NRIセキュア、工場向けサイバー対処法サービス - 日本経済新聞
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