【テンピ(米アリゾナ州)22日(日本時間23日)=四竈衛】「大谷VS藤浪」が、ともに2023年初登板で実現することになった。エンゼルス大谷翔平投手(28)が、2月28日(同3月1日)敵地アスレチックス相手のオープン戦で初登板することになった。ネビン監督が全体練習前に明かしたもので、当初予定の3月1日から1日前倒しで登板する。

この日は、キャンプで初めて実戦形式での投球。2回、打者7人に対し、1安打1四球3三振。39球を投げてストライク23球(59%)だった。大谷の球を受けた期待の若手ローガン・オハピー捕手(23)は、投球内容を絶賛した。

「毎回良かったと言ってきたが、今日はグレートだったね」。この日は、すべて大谷が「ピッチコム」でサインを送り、速球、スライダー、スプリット、カットボール、ツーシームの5種類を投げ分けた。強風の影響がありながら、3三振(見逃し2、空振り1)すべてを速球で奪った。「今日は97マイル(約156キロ)までだったと思うけど、それでもハードだったよ」。昨季途中、フィリーズからトレードで移籍。今季はベンチ入りが確実視されており、大谷とコンビを組む機会も増えそうだ。