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「最高に幸せでした」武藤敬司さんが引退試合 最後は蝶野正洋さんと - 毎日新聞

引退試合に続けて行った特別試合を戦い終えて歓声に応える武藤敬司さん(左)と蝶野正洋さん(右)。中央はタイガー服部レフェリー=東京ドームで2023年2月21日、山本晋撮影 拡大
引退試合に続けて行った特別試合を戦い終えて歓声に応える武藤敬司さん(左)と蝶野正洋さん(右)。中央はタイガー服部レフェリー=東京ドームで2023年2月21日、山本晋撮影

 40年近くプロレスのスター選手として活躍してきた武藤敬司さん(60)=プロレスリング・ノア所属=が21日、東京ドーム(東京都文京区)で現役最後の試合を行った。

 武藤さんは1984年、新日本プロレスでデビュー。昨年10月に死去したアントニオ猪木さんらに続く世代のホープとして、蝶野正洋さん(59)、橋本真也さん(故人)との「闘魂三銃士」で人気を集めた。

 95年10月9日、観衆6万7000人(主催者発表)の東京ドームで、当時対立していた新日本と「UWFインターナショナル」の対抗戦のメインイベントに登場。格闘技色の強い高田延彦さん(60)にプロレスの正統的な技「足4の字固め」で勝利した試合は、従来のファン層を超えて大きな注目を集めた。

 その後も抜群の運動神経を生かした華麗な動きと「ムーンサルト・プレス」など派手な技の数々に加え、顔にペイントを施した悪役「グレート・ムタ」としても活躍するエンターテインメント色豊かなパフォーマンスで、人気と実力を兼ね備えた「プロレスリング・マスター」と称された。新日本、全日本プロレス、ノアなど渡り歩いた所属先のすべてでトップ選手として活躍してきたが、長年酷使した膝や股関節などのダメージが重なり、引退を決めた。

引退試合で得意のポーズを決める武藤敬司さん=東京ドームで2023年2月21日、山本晋撮影 拡大
引退試合で得意のポーズを決める武藤敬司さん=東京ドームで2023年2月21日、山本晋撮影

 この日の引退試合は現在の新日本プロレスを代表するレスラー、内藤哲也選手(40)と対戦した。「10・9」をほうふつとさせる投げ技「ドラゴンスクリュー」からの足4の字固めをはじめ、蝶野さんや橋本さん、三沢光晴さん(故人)ら同世代の選手の得意技を披露するなど見せ場を作ったが、最後は内藤選手の得意技「デスティーノ」に屈した。

 試合後に「39年のプロレス人生、最高に幸せでした」とあいさつすると、続けて「どうしてもやりたいことが一つある」とデビュー戦でまみえた同期生、蝶野さんとの対戦を要望。リングサイドで見守っていた蝶野さんをリングに上げて戦う一幕もあった。最後は蝶野さんの得意技「STF」にギブアップしたが、会場を沸かせ満足げにリングを後にした。【山本晋】

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