野球・カーネクスト2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝ラウンド東京プール(16日・東京ドーム=読売新聞社など主催)――日本代表「侍ジャパン」はイタリアを9―3で破り、4強進出を決めた。先発の大谷は五回途中2失点で降板した。日本は米フロリダ州マイアミで20日(日本時間21日)に行われる準決勝で、1次ラウンドC組1位のメキシコとD組2位のプエルトリコの勝者と対戦する。
準決勝進出をかけた大舞台で大谷が2023年バージョンの投球を披露した。
立ち上がりからスライダー、それも横に大きく曲がり、最近は「スイーパー」とも呼ばれる球が軸だった。
昨季も多投していた球だが、昨季は肘を下げてスリークオーター気味のフォームが多かった。打者が慣れれば、球種が見分けやすく、肘への負担も心配された。
それが9日の中国戦では、速球やスプリットとほぼ同じ高さのリリースポイントに変わっていた。しかし、手首は横に寝ていたように思う。寝かせた方が横変化をつけやすいからだ。
それが、この夜は手首も立てていた。おそらく、投げる瞬間に指でボールを切る時、少しだけ手首を寝かせて横回転を与えていると思う。これは非常に微妙な感覚が必要で、自分のイメージと実際のリリースを擦り合わせる作業を相当やってきたのではないか。
だが、四回、先頭打者に安打を許すと、速球とスプリット主体の投球に一変した。別人のようだった。投球の引き出しの多さと打者の攻め方に対する柔軟性には目を見張る。進化は止まらないようだ。(2006年WBC投手コーチ)
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