〝燃える闘魂〟アントニオ猪木が不肖の弟子を日本刀で斬り捨てる? 「アントニオ猪木 お別れの会」は7日に東京・両国国技館で開催。衝撃の一コマは1998年7月21日のことだ。
バルセロナ五輪柔道銀メダルの小川直也は前年4月にプロデビューしていたが、なかなか成長の跡を見せられず。98年7月18日のK―1ナゴヤドーム大会では、安生洋二を相手にぶざまな〝塩試合〟を展開して反則負けを喫した。
激怒した師匠の猪木さんは3日後、なぜか東京・六本木の路上に小川を呼び出した。銀メダリストを路上に正座させると「プロとは何か、命がけで戦うことがわかっていない。オレに命を預けられるか!」と日本刀を突き付けたのだ。
猪木さんの本気ぶりが伝わり、当時は話題になったが…これにはまさかの〝裏〟があった。当事者の小川氏は「プロとしての覚悟、会長(猪木さん)の弟子としてぶざまな試合をするなというメッセージだったんだよね」と振り返る。
その上で「オレも事前に知らされてなかったけど、あの刀は本物で…。正直『どうせ本物じゃないよな』と思っていたけど…かなりまずいよね。この後、違法じゃないかと問題になったらしい」と明かした。
集まっていた報道陣も猪木さんが手にしていたのはプロモーション用の「模造刀」と見ており、誰も「真剣」だとは思っていなかった。猪木さんが日本刀所持の許可を取っていたかは不明だが、本物の日本刀を路上で突きつけられた経験があるアスリートは、まずいないだろう。
小川氏は「まさに世間の非常識だよね。それだけ、会長は覚悟を決めてくれていたんだよ。オレもこれで人生が変わったんだ」。確かにこの半年後には、新日本プロレス東京ドーム大会でライバルの橋本真也を撲殺。破壊王を完膚なきままに叩きのめし、いわゆる〝1・4ドーム事変〟を引き起こした。猪木さんにとっても暴走王を覚醒させた、まさに路上の「真剣勝負」だった。
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