U-20日本代表は24日、U-20ワールドカップのグループリーグ第2戦でU-20コロンビア代表と対戦し、1-2で敗戦。前半30分にMF山根陸(横浜FM)がCKの流れから先制ゴールを決めるが、後半に2失点を喫した。
W杯初戦という大一番を1-0で制し、価値ある白星を手にした日本。直前に行われたイスラエルとセネガルの対戦が1-1で引き分けたため、日本がコロンビアに勝てば第3戦目を前に2位以上が確定し、決勝トーナメント進出が決まる。
連勝を狙う日本は第1戦から中2日でメンバー変更は1人のみ。MF永長鷹虎(川崎F)に代えて山根を起用した。4-2-3-1の布陣で、GKは木村凌也(日本大)、4バックは左からDF高橋仁胡(バルセロナ)、DF田中隼人(柏)、DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)、DF高井幸大(川崎F)。ボランチ2人はMF福井太智(バイエルン)とMF山根陸(横浜FM)。2列目は左からMF北野颯太(C大阪)、MF松木玖生、MF佐野航大(岡山)。1トップはFW熊田直紀(FC東京)となった。[両スタメン&布陣]
同じく初戦を白星で飾ったコロンビアも1人のみ変更で、MFダニエル・ルナが先発入り。4-2-3-1の布陣を敷いた。日本は序盤から危ない場面を作られるも、高井やアンリが体を張って切り抜ける。前半16分には左から右サイドに展開し、高井がPA右まで入り込んでクロス。しかし、鋭いボールは相手にブロックされた。
前半25分を過ぎても、日本は大きな決定機を迎えられない。それでも前半29分、自陣への浮き球をアンリがヘッドで押し返し、このボールを熊田が前向きに収める。左サイドへのパスに北野が反応し、PA左に進入。左足シュートを狙うが相手にタッチされた。日本は右CKを得ると、同30分にトリックプレーを敢行。そして、鮮やかに均衡を打ち破る。
右CKのキッカーは福井。ニアサイドにショートパスを出し、近寄ってきた北野がヒールキックでリターンする。福井がPA右から冷静にマイナス方向にパスを出すと、最後はPA中央で待ち構えた山根が右足シュート。ミートしきれなかったものの、ボールはゴール右隅に吸い込まれ、日本の貴重な先制点となった。
コロンビアの攻撃を跳ね返しつつ、日本もサイドから隙を狙う時間が続き、前半はそのまま終了。日本が1-0のリードで後半に折り返した。日本はハーフタイムで高橋を下げ、DF松田隼風(水戸)を投入。コロンビアも2枚替え。MFアレクシス・マニョマ、FWトーマス・エンジェルが出場する。
再び拮抗状態となった中、流れを掴んだのはコロンビア。後半8分、自陣から細かくパスをつなぎ、左サイドへ。DFアンドレス・サラザールの折り返しをMFヤセル・アスプリラがダイレクトで沈め、1-1と試合を振り出しに戻した。さらに同15分、MFグスタボ・プエルタがPA左の深い位置まで進入。折り返しはGK木村に阻まれるが、こぼれたところをエンジェルに押し込まれ、2-1と試合をひっくり返した。
日本は後半21分に2枚替え。北野と熊田に代えて、MF永長鷹虎(川崎F)とFW坂本一彩(岡山)を投入する。最前線に坂本、2列目は左から佐野、松木、永長が配置された。同30分には福井を下げ、MF松村晃助を入れた。
日本は後半35分、セットプレーから相手のハンドを誘発。日本がPKを獲得した。キッカーは松木。だが、渾身の左足シュートはクロスバーを直撃する。
そのまま試合は終了し、日本は1-2で今大会初黒星を喫した。グループの順位はいまだ2位。決勝トーナメント進出を懸けて、27日には第3戦でイスラエルと対戦する。
(取材・文 石川祐介)
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