テニスの全仏オープン、女子ダブルス3回戦で加藤未唯選手が打ったボールがボールガールに直撃し、これが危険な行為と見なされ、失格となったことについて、加藤選手が不服として、四大大会側に提訴したことを明らかにしました。
加藤選手は4日、女子ダブルス3回戦の第2セットで、相手側のコートに打ったボールがボールガールに当たって、危険な行為と見なされ、加藤選手のペアは失格となり敗退しました。
翌日の5日、混合ダブルスの準々決勝でベスト4進出を決めたあと、加藤選手は涙を浮かべて会見に臨み、失格になった経緯を説明しました。
それによりますと、一度は警告を言い渡されたものの、対戦相手が抗議したあとに判定が覆り、危険な行為と見なされたとして、加藤選手は「納得がいかない」と心境を明かしました。
そのうえで、「ボールガールに強く当てたと認識されたと思いますが、本当にそうじゃないと、その場で主張しました。大会の運営責任者に試合の動画を見て確認してほしいと言いましたが、『ビデオを見ることはできない。アンラッキーだね』としか言われなかった」などと、当時の状況を語りました。
また、混合ダブルスの試合後、涙を見せたことについて、「きのうのことが悔しかった。勝ててうれしかったというのは、あまりなかったですが、試合を最後までできたというのと、対戦相手に優しく声をかけてもらえた」などと話しました。
SNS上では 多くのテニス選手から擁護の声
東京オリンピック、女子シングルス代表の土居美咲選手は、ツイッターで「これで失格は可哀想すぎる。動画を見てもボールを渡しただけにしか見えない。当たっちゃったのは事実だけど」「他の試合で同じ様な状況でも警告で済む事は沢山ある」としたうえで、「賞金とポイント剥奪。ありえない」などと投稿しました。
また、大坂なおみ選手のコーチを務めた、ドイツ人のサーシャ・バジン氏は、加藤選手がSNSで謝罪のコメントを投稿したのを受けて、「謝る必要はない。あなたはコートに立つために一生懸命努力してきたのに、その機会があなたとあなたのパートナーから奪われたことを残念に思う。前向きに頑張ってほしい」などとコメントしています。
一方で、オーストラリアのニック・キリオス選手は「意図の問題ではなく、子どもにボールを当てたら、それは失格だ」などとツイートするなど、失格は妥当だとする投稿も一部で見られました。
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