アル・イテファクの新監督に就任したジェラード[写真]=Getty Images
サウジ・プロフェッショナルリーグに所属するアル・イテファクは3日、スティーブン・ジェラードが新たに監督に就任したことを発表した。
イングランド代表としても114試合に出場しているリヴァプールの‟レジェンド”は、2016年を最後に現役を引退。その後、古巣のアカデミーコーチとして指導者のキャリアをスタートさせると、2018-19シーズンからの3年間はスコットランドのレンジャーズの監督を務め、20-21シーズンにはセルティックの9連覇を阻止してのスコティッシュ・プレミアシップ優勝を果たした。翌シーズンにはその実績が認められ、プレミアリーグのアストン・ヴィラの新監督に就任。しかし、成績は振るわず、2022年10月に解任されて以降はフリーの状態が続いていた。
イギリスメディア『スカイスポーツ』の報道によると、ジェラードは先月行われたアル・イテファクとの交渉の場で提示されたオファーを一度は断っており、「このままの状態が続けばオファーを受けるつもりはない」と否定的な発言もしていた。しかし交渉が続く中でジェラードの当初の姿勢は徐々に変化し、今回合意に至ったようだ。
アル・イテファクは昨シーズン、国内リーグを16チーム中7位で終えており、1986-87シーズンを最後に優勝からは36年遠ざかっている。
イギリスメディア『デイリーメール』によると、アル・イテファクは、先月クリスタル・パレスとの契約を満了し、現在フリーになっているコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハの獲得にも興味を示しているのこと。引き続き、今夏の移籍市場を国単位で賑わすサウジ・プロフェッショナルリーグの今後に注目だ。
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