ロッテは史上初めて3年連続での▽最多勝▽最優秀防御率▽最高勝率▽最多奪三振の“4冠”を達成したオリックス・山本由伸投手から5点を奪いましたが勝利にはつながりませんでした。
ロッテはシーズン中、山本投手と対戦した4試合で1勝3敗、28イニングで2点しか奪えず防御率0.64、前回の対戦ではノーヒットノーランを達成されるなどことごとく抑え込まれてきました。
これまでは早いイニングで交代させようと、できるだけ球数を投げさせるなどの対策をとりながらも功を奏することはなく、短期決戦の初戦にこれまでとは違う作戦で臨みました。
18日の試合で吉井監督は、150キロ台後半のストレートやフォークボールなど質の高い決め球を持つ山本投手に対して、狙い球を絞ったうえで早いカウントから積極的に打ちに行くことを指示しました。
この作戦どおり、1回、先頭の荻野貴司選手が2球目をピッチャー返しで内野安打にすると、その後1アウト二塁三塁とチャンスを広げて迎えた4番のポランコ選手は「まっすぐを狙っていた」と初球の158キロのストレートを右中間に運び先制の2点タイムリーツーベースに。この回、いきなり3点を奪いました。
その後も積極的なバッティングを続け、6回の荻野選手のタイムリーヒットと、7回のポランコ選手の犠牲フライは、いずれも初球をとらえたもので、山本投手から打った10安打の内、3球以内でしとめたものが実に7本に上りました。
シーズン中、5失点以上がなかった難攻不落の大エースから7イニングで5点を奪い、苦戦が予想される中で見事に攻略に成功しました。
しかし、投手陣がオリックス打線につかまって逆転負けを喫し、この「山本対策」が勝利という形で報われることはありませんでした。
村田修一打撃コーチは「山本投手のボールが荒れていたのもあったが、まさかこんな風に点がとれるとは思わなかった。策がうまくはまったと思うが、負けたら意味がないので残念だ。なんとか食い下がっていきたい」と話していました。
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