
報徳学園の今朝丸裕喜投手が徹底的にインコースを攻める強気なピッチングで大阪桐蔭の中軸を封じ込め「最後まで投げきることができた」と充実した表情を見せました。
今朝丸投手は、ストレートの最速が150キロを超える今大会注目のピッチャーの1人ですが、28日の準々決勝で対戦した大阪桐蔭には特別な思いを持っていました。
去年秋の近畿大会の準々決勝で対戦し、甘く入ったストレートを次々と捉えられ打たれたヒットは10本、4失点を喫し、敗れていたからです。
対戦が決まった昨夜から再戦のマウンドに向けて、意識したのが大阪桐蔭の中軸に対して、徹底的にインコースを攻めることでした。
特に近畿大会でヒット3本を打たれ、「特に警戒していた」という大阪桐蔭の4番、ラマル ギービン ラタナヤケ選手との勝負にその強い意志が表れていました。
まずは1回、2アウト二塁のピンチで迎えた最初の対戦では初球からインコースに2球続けて投げ込み、その後、デッドボールにはなりましたが、ラマル選手も「秋よりボールに強さがあり、詰まらされるのが嫌だった」と振り返るほどインコースを意識させました。
4回の2回目の対戦では、甘く入った変化球をあとひと伸びでホームランという大きなセンターフライにされ、バッテリーを組むキャッチャーの徳田拓朗選手とインコースを攻めることを改めて確認していたといいます。
圧巻は6回、2アウト三塁で迎えた3回目の対戦でした。
ホームランを打たれれば、同点という場面でしたが、ラマル選手の懐に構える徳田選手のミットに向かって3球続けてインコースに投げ込み、ツーボールワンストライクに。
4球目も137キロのストレートをひざ元に投げきり、ラマル選手を窮屈なスイングで完全に詰まらせて、ショートゴロに打ち取り、ピンチをしのぎました。
今朝丸投手は、この試合で5本のヒットを打たれましたが、警戒していた3番から5番までの中軸は11打数ノーヒットと完璧に封じ込めて仕事をさせませんでした。
高校の先輩でもある大阪桐蔭の西谷浩一監督も「プレッシャーのかかる大事な場面で投げきる精神面が特に成長していた」と舌を巻くピッチングでした。
試合後、人生で初めてというテレビの中継インタビューを受けて「甲子園のマウンドより緊張しました」とはにかんだ今朝丸投手。
その表情とは正反対の、強気なピッチングで「一番の山場」と位置づけていたライバルとの対戦で去年秋の雪辱を果たしました。
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