テスラの株価は大きく上昇し、従来型の自動車メーカー各社も新しいプラグイン型モデルを大々的に発表している。電気自動車(EV)の時代がついに到来しつつあると思うかもしれない。
しかし現状では、今後数年間に恩恵を得るのはテスラだけのようだ。時価総額で世界首位の自動車メーカーやディーラー、消費者調査、市場予想など米自動車業界のあらゆる側面を見ると、もっと不吉な状況が浮かび上がる。
トヨタ自動車の時価総額はなおテスラの2倍余りだが、同社米国部門の最高幹部の1人は最近、EV業界が悲惨な状況に陥ると警告した。自動車の販売業者はバッテリー価格の高止まりや航続距離の制約を挙げ、売り上げが伸び悩むとの見通しを示している。米消費者の間では完全電動車よりハイブリッド型の購入を検討する傾向が強い。
こうした状況でもショールームに展示されるEVは増え始めている。調査会社LMCオートモーティブによると、市場に出回るEVモデル数は2025年に121と、現在の18の約7倍に達する見込み。ただEVが米自動車販売全体に占める比率は5.5%にとどまる見通しという。
トヨタの北米統括会社トヨタ・モーター・ノース・アメリカ(TMNA)の幹部ボブ・カーター氏は昨年12月に記者団に対し「電撃的なアルマゲドンが起きる」とし、「供給が実際の消費者需要を上回るだろう」と指摘した。
カーター氏が示した厳しい見通しは、化石燃料を使う車の生産・販売に1世紀余りを費やしてきた従来型の自動車メーカーの間で特別なものではない。こうした慎重姿勢は高コスト・高価格のEV事業で利益確保は難しいままだという現実主義に基づいている。
EVの価格が内燃エンジン搭載車と同等になる状況に近づくまでは本格的な取り組みにトヨタなどのメーカーが消極的なのはこのためだ。ブルームバーグNEFはこの時期を2024年ごろと予測している。
原題:
Tesla Created Demand for Electric Cars, But Only for Teslas (1)(抜粋)
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January 22, 2020 at 09:45AM
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テスラが創造した電気自動車需要、今後数年は他メーカーに恩恵なしか - ブルームバーグ
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