NECファシリティーズ(本社東京)は、、IoT(Internet of Things)やAI(人工知能)を活用して工場のインフラ設備の故障予兆を検出するシステムを開発。ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング(本社茨城県ひたちなか市)の西条工場(愛媛県西条市)と川尻工場(熊本市)において、同システムの実証実験を始めた(ニュースリリース)。回転機器の振動・温度データをセンサーで継続的に取得し、異常を捉えることで、データの収集・分析を効率化する(図)。
図:実証するシステムのイメージ(出所:NECファシリティーズ)
今回の実験では、故障すると生産に大きな影響を与えるにもかかわらず、これまで設備メーカーが管理していなかったポンプやファンをNECファシリティーズが選定し、異常検知の対象とする。まず、従来は手動で測っていた回転機器の振動や温度をセンサーで測定し、自動で取得することで、データ収集作業の効率を向上させる。これまでは1〜数カ月ごとだった振動・温度データの収集間隔を1時間ごとに短縮し、異常検知までの時間を減らす。
加えて、新たに設置した実験用のポンプを擬似的に故障させてデータを収集。これを学習データとして利用してAI判定システムを構築し、故障予兆の検出精度を高める。
併せて、人間による異常検知では異音がきっかけとなるケースが多いことから、その検出をデジタル化するための実験も進める。具体的には、多数のインフラ設備を置いている機械室に騒音測定器を取り付け、異音を捉えることで、早期の異常検出を図る。
NECファシリティーズは、こうした取り組みによってデータ収集・分析にかかる時間を、人手で実施する場合から約20%短縮できると想定している。短時間かつタイムリーに設備の不具合を検知することで、製造ラインの緊急停止をはじめとする生産への影響が甚大なトラブルを防止できるという
今後は、工場内のモノや人、設備をデジタル化するNECのコンセプト「NEC DX Factory」(関連記事)とも連携して施設管理のさらなる高度化を推進する。2020年度の下期には、今回の実験の結果を生かしたシステムを製品化する計画。同システムの導入により、1拠点当たり数千のセンサーからデータを自動収集できるようになる。
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January 22, 2020 at 03:00AM
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