◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日(2日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)
故障中の首の心配は、きょう目覚めてもあったという。「朝、起きたときは(プレーが)できないと思っていた。まあ、時間があったので良かったです」。プロアマ戦を欠場した開幕前日を経て、松山英樹の初日のティオフ時刻は午後1時過ぎ。午前中をわずかでも準備に費やせたのは幸運だった。
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例年通り、硬く締まったベイヒルのグリーン。「1、2番でビックリしました」とボギーにした開始ホール同様、2番(パー3)もウェッジでのアプローチが止まらず4mをなんとか沈めてパーを拾うのがやっとだった。4番(パー5)で1m強のバーディチャンスを逃した後、短いパー4(393yd)の5番で2つ目のボギー。早々に劣勢を強いられた。
イヤな流れは“ぶっつけ本番”のインコースで断ち切った。月曜日(2月27日)に痛みが出て、今週の事前ラウンドで回ったのは28日のアウト9ホールだけ。「きのうできていなかったので感覚はなかった」という状態ながら、10番で必死のパーセーブ。1Wショットを右の茂みに打ち込んで2打目をアンプレヤブルで処理した後、4mのパットを「ラインもあまり分かっていなかったので、ヤケクソで打ったら入りました」と開き直ってねじ込んだ。
待ちに待ったバーディは、アイアンでの2打目をグリーン奥まで運んだ12番(パー5)。続く13番、残り124ydのセカンドをピン右2.5mにつけて2つ目を決めた。今大会はアイアンをスイッチ。これまでPWだけを実戦投入していた4月発売モデル「スリクソン Z-フォージド II アイアン」でそろえ、2オンに成功した16番(パー5)もバーディを奪った。
最終18番は圧巻の一打で締めくくった。1Wショットが右ラフに“埋まり”、ピンまで残り145ydの2打目は右サイドに広がる池が気になるロケーション。7Iを強振してグリーンをキャッチし、日没間際の歓声を浴びた。
2パットのパーで前半の2オーバーから巻き返して「71」。最後は「パーで絶対に上がりたかった。あわよくばバーディ。ボギーで良いと思ったら(フェアウェイに)刻みますけど」という思いがあったからこそ積極策を選んだ。コンディション不良にして1アンダーの35位とまずまずのスタートにも、頭には首位ジョン・ラーム(スペイン)との6打差がある。
2日目は午前8時過ぎのティオフ。「距離的には飛んでいた」というショットへの手ごたえはある。「朝、早いので状態がどうなるかわからないけれど、良いプレーをしたい」。短い時間でまずは体の回復に努めたい。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)
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