岩井ツインズの妹、千怜が初優勝からの2週連続優勝に王手をかけた。
CAT Ladies2日目(20日、神奈川県・大箱根CC)、首位に1打差の5アンダー4位タイでスタートした岩井は、好調なパッティングを武器にスコアを伸ばす。通算7アンダーで前半を折り返すと、10番で137ヤードの第2打を8番アイアンで50センチにピタリとつけるバーディー。12番からの3連続バーディーで一気に11アンダーまで伸ばして抜けだした。
パー5の15番はボギーとしたものの、すぐに16番でこの日8つ目のバーディーを奪って取り返す。通算11アンダーにして、2位の若林舞衣子に2打差の単独首位でホールアウトした。
先週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで初優勝を飾ったばかり。優勝したことで「これから頑張ろうという気持ちが強くなりました」と、波に乗っている。翌週、すぐに巡ってきた2勝目のチャンスも冷静に受け止める強さがある。初優勝からの2週連続優勝を達成できれば、1990年の西田智慧子、2005年の表純子以来、史上3人目の記録となる。
単独首位で迎える最終日について尋ねられて「やっぱり緊張すると思うんですけど、周りが伸ばしても淡々とプレーできたらいいと思います」と、あくまでも自分のペースを貫く構え。それを裏付けるのは、優勝した試合での経験だと言う。
「先週、いいリズムで集中できて回れたので、考えすぎないほうがいいのかなと思いました」
プレーの合間に待ち時間が多かったこの日も、集中を切らさないために様々な工夫をした。空を見上げて雲に目をやったり、鼻歌を歌ったり。自分をうまくコントロールすることを身につけた。
最終日の天気予報は雨模様。それを聞いても動じることなく「条件はみんな一緒なので、その中で伸ばせればいいと思います」と、動じることはない。
優勝争いの緊張感をうまく集中に結びつけることも考えている。
「スタートまでは胸がドキドキして、いつもより鼓動が大きく感じるんですけど、緊張しているからこそ集中力があると思うので」と、キリリとした目で言い切った。
初優勝で覚醒した岩井千怜が、今週はどんな戦いを見せてくれるのか。「淡々とプレーする」セルフコントロールぶりにも注目だ。
2002年7月5日生まれ、埼玉県出身。双子の姉・明愛(あきえ)とともに、高校ゴルフの名門・埼玉栄高のダブルエースとして活躍。同校を8年ぶりの全国高等学校ゴルフ選手権・団体戦優勝に導くなどした。2021年にプロテスト合格し、2022年、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントでツアー初優勝。Honda所属。
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